上場予定の新規上場企業の業種、BB期間、注目度など…IPOで投資をしようという人にとって必要不可欠な情報があります。株に投資をお考えの方はこれらの情報に目を向けてみましょう。

ヤマシタフィルタのIPOから現在までの変遷

IPOは新規公開株といい、株式会社が上場するときに適用される制度です。今回はIPOを利用して上場したヤマシタフィルタを御紹介します。
ヤマシタフィルタは、フィルタ製品の研究開発、製造及び販売で東証二部に2014年10月に上場した中型株です。主幹事証券会社は、野村證券。公募株数は300,000株、公募価格2800円に対し初値は3,350円とまずまずのスタートでした。マイナー性の高い東証二部に上場ということで、人気化は難しかった模様です。
では、現在までの株価の動きはどうでしょうか。今年の年初来安値は903円(1月19日)となっています。この時期の東証は1部が賑わっており、東証二部についてはさほど大きなニュースもなかったようです。ヤマシタフィルタと同業社の株価も低下しており、連れ安の可能性があります。その後出来高は多くなることはなく、株価推移も目立つものはありませんでした。3月9日、ヤマシタフィルタは年初来高値は1,180円をつけます。株式分割(1→3)、配当予想の引き上げを発表したのです。投資家達は、株式が割安になることから流動性が高まると見込み買いの需要が高まったと言えます。また、この時期は決算の様子見の時期であり、材料に乏しい相場でもありました。
今後のIPO銘柄、ヤマシタフィルタの展望はどうなるのでしょうか。4月16日現在のチャートを確認すると、1,000円台前半をキープし、割り込む場面もしばしば見られます。出来高はやはり、多いとは言えない状況です。流動性は、株式分割後に改善される可能性もありますが東証二部の株についてはやはり、材料がなければ需要も高まらないということが考えられます。今後の動きについては、まずは分割後の動きが第一ですが製造業ということもあり、製造指数や経済指標、中国のGDPなども注意する必要があると考えられます。